再利用できないらしい


いやー、今日は驚愕しちゃたもんね!(挨拶として上手な洒落というのはどうでしょう)

皆さんが買っては捨て、買っては捨てを行うメディアったら何でしょうか。CDでもゲームでもビデオでもおもちゃでも、俺は相当モノを捨てないのですが、強いて言えば週刊誌は捨てますね。あと新聞。これらなら何で捨てるかというと、時系列的に意味のなくなるモノであり記事の有効期限が短いから、と言えましょう。来年になって、今日の新聞や雑誌が強烈に役に立つことは少ないですから。

ただ、書籍やゲーム、音源は、時系列で意味がなくなるような買い方をしないクセがついているというか、買ってしまったモノが後ほどイタイ感じになっても、「買ってしまった自分への戒め」の意味も込めて、捨てない習慣が身についてます。ああ! こんなのが並んでいる俺の棚なんて恥ずかしい! もっといいモノ買って薄めないと! なんて思いながら衝動買いしているという寸法ですね。

ところが、ある打ち合わせにて、現代若者気質というか、今のワカモンのメディアの消費具合について語られたのですが、そこにおわす人曰く、「ところで、CD って買ったらどうしてます? 今のワカモノは買った CD は MD に焼いて、パッケージは捨てちゃうそうですよ。レンタルで借りれなかったから CD 買うような発想ですよ」

俺は先方の思惑通り、目を白黒させて動悸を生じてあまつさえ失禁しそうな勢いで(ンなヌ〜!)と狼狽し、「そそそそれじゃ、ジャケとか歌詞とかライナーノーツ(これは邪魔な場合もある)とかには一銭の価値も見出してないのですか?」
「そういうことらしいですネ」
なんて会話で完全に失禁したのであります。(動きは誇張ですが心理的にはこんな感じです)

参ったな〜。なんつうか、「お米の中には 88 の神様がいるんだから 88回噛まないといけないのだぞ」という常套句があったと思いますが、コレはお米を粗末にすんなや、という教訓を込めてのしつけだとすると、やっぱりしつけとして、「CD の中には 88 の神様がいるんだから、88回再生しないといけないのだぞ」という常套句もあってもいいような気がしてきました。いや、それじゃ CD にプレスされてない楽曲には神が宿らないことになるし、音源だって電子的圧縮による流通活性化だし、それは歓迎すべきことだし、だけど対価は払ってるからパッケージ捨ててもいいような気がするし、いや、MD に焼くということは不可逆圧縮で劣化させてるだろ、なんていろいろ考えちゃいました。

♪コンパ〜クトディスクは〜再利用で〜きないらしい〜
とは、ホフディランの曲です。コンパクトディスクでの流通はそろそろムリがあるのかもしれません。何にせよ。


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